飯尾醸造さん蔵見学・田植え体験会2016フォトレポート

昨年10月お江戸百年塾にお迎えした、明治26年から120年以上、京都・宮津でお酢を造りつづけてきた飯尾醸造さんの蔵見学・田植え体験会を開催しました。

飯尾醸造

50年以上前から農薬を使わないお米作りからたずさわり、そのお米から酒蔵で麹を造り、純米酒を醸したあと、酢蔵で酢酸菌を浮かべて、じわりじわりとお酢へと変えていく古式製法を守る蔵人たち。そして、蔵人たちは、お酢だけでなく、見事な棚田を造っていました。 

 

2016.5.24(火)宮津駅

参加メンバー(敬称略)

石田順子・片野晃・澤田修一・新谷順子・鈴木敦子・ 鈴木麻理・関根真司・高橋慎一・町田武史

 

目前の海から心地よい風を受けながら ゆったりとした宮津時間に浸ってゆきます。

穏やかな波音をBGMに棚田のDVDを拝見し、紅芋酢の試飲。

紅芋酢は、ハニードリンク・牛乳ドリンク・林檎ジュー酢・大根漬けなどのレシピがあります。鮮やかな色には、美容と健康の味方、ポリフェノールがたっぷりです。 炭酸水で8倍に薄めて、毎日の仕事始めに、職場でも、ぜひ一杯の習慣を。

 

四代目当主 飯尾 毅さん

農家の方々の負担を減らすために、田植え機や資材費は、飯尾醸造さんが負担します。地元の農業を守り、農家さんとの信頼関係を大切にされてきた4代目当主のお話に胸を打たれます。

「先祖から受け継いだ田んぼを荒らしたらいかんと、なんとか、かんとか、耕してきたが、寄る年波には勝てず年々減る一方で・・・」 

上世屋の棚田より抜粋 上世屋の風

 

お酢が、どんな製法で造られているのか、愈々蔵見学です。

多くのメーカーでは8時間から長くても数日で発酵が終わる中、飯尾醸造さんでは、発酵だけで100日間、このタンクで、たっぷり時間と手間をかけて「静置発酵」させて、その後、300日間じっくりと熟成させた、お酢造りをしています。

 

 タンクの中の酸菌膜を初めて拝見 

 (120年以上前から住みつく伝家の菌)

青森の木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」を100%原料にする「にごり林檎酢」・農薬不使用の国産の紅芋を原料にする「紅芋酢」も造り方は、米酢同様、原材料からもろみを造り、静置発酵します。

 そのとき使うのが「しぼり舟」

蔵人4人が全身の力を使ってしぼります。

昔からある、今も現役の「しぼり舟」は、圧巻!これを見たら、一滴だって愛おしい。

 

蔵見学の次は、工場見学です。

キャップ・シューズカバー装着

 

工場内は、随所に従業員に、やさしい労働環境が工夫されていました。

何よりも人を大切にしている飯尾醸造さんの理念が伝わります。

 

発酵中のお酢のいい香りにお腹が空いてきた一行は、コチラへ

日本三景のひとつ天橋立があり、お魚が美味しいことで有名な丹後の旬を楽しみます。

 

薄塩水に漬け込み、短時間干した、限りなく生に近い一刻干しにワイワイ♪

鰆のたたき・鰆の卵・そら豆・中のみそが濃厚な伸子いか(しんこいか)は絶品でした。

 

勿論!ご飯は、テマパ

 

カネマス五代目谷口嘉一さんは、飯尾さんの高校の同級生

 

飯尾さん一押しの山椒・レモンオイルでデザートまで、全員テンション上がりっ放し

 

〆は、玄米酢濃縮カプセル「食べる富士酢」

これを飲めば、明日にお酒が残らない!

(酒呑みの必須アイテム、携帯すべし)

 

宮津銀水旅館にてお休みなさい。

2015.5.24

宮津2日目の朝

 

田植え日和の一日が始まります。

レポートはコチラ(敬称略)

・鈴木敦子 その1 その2 その3

・片野晃 その1 その2

・高橋慎一 その1

 

澤田修一・町田武史・高橋慎一・鈴木敦子・吉野真由美・石田順子・片野晃・関根真司

(敬称略)

 

 

チームヨリタ

流石!スマイルクリエーターの笑顔

 

チーム内外

Tシャツに注目(内外出版社)

 

チームお江戸

何トリオ?

 

 

棚田へは、トラックで登って行きます。 荷台は、楽しいの一言!

 

この笑顔!童心に返り、ブランコから里山を一望しました。

 

過疎化がすすむ里山では、挑戦者たちを受付中です!

不動産巡り歓迎

 

里山の惠をお腹いっぱい、いただきました!

おにぎり(もち玄米・桜の花・山椒の実)・青しそ昆布・そば団子・ほうれん草のしょう油和え・キャベツとラディッシュ金蓮花・天ぷら(玉ねぎ・絹さや・たに水菜・ウド・三つ葉)・そば菜の胡麻和え・竹の子花山椒・ひじきの煮物・山蕗の煮物

 

玄妙山にしっとりと佇む由緒ある玄妙庵

飯尾さんからのサプライズでした!感激

 

心奪われるとは、まさにこの表情

 

その先には見事なオーシャンビュー

 

天橋立散策へ

 

再訪を心に秘め「知恵の文殊」とも呼ばれる智恩寺で記念写真

 

飯尾醸造のみなさま

ありがとうございました。

100年を優に超し、受け継がれた伝統調味料

ニッポンの食の王道見学会に深謝いたします。

 

今後も、食伝道ユニットHANDREDと共に、受け継がれるべき本物の味を百年先に伝えます。

HANDRED

お江戸百年塾

2016.5.29