8月のお江戸百年塾は、株式会社西粟倉・森の学校 代表取締役の牧大介さんをお迎えします。
合併せずに単独でがんばっている地域として、しばしば注目される岡山県西粟倉村。この村をローカルベンチャーの集積地とすることに尽力してきたのが牧大介さんです。
地域資源である豊富な森林を維持する「百年の森林(もり)構想」という西粟倉村ならではのビジョンを掲げ、地域資源から価値を生み出す挑戦者を集め、村のファンを増やし、さらに域外からお金と人材を呼び込むという好循環の仕組みを作った仕掛け人です。
木を育てる人、山から木を切り出してくる人、そこから物をつくる人、山で獲れた食べ物を料理する人、余った端材をエネルギーに変えていく人。様々な挑戦が生まれ、互いに連鎖することで、多様で豊かな地域経済が再生しつつあります。
ヨソモノの中心にいる牧さん
次世代のために森を育て残していく林業には、夢があります。一方で、地域を構造から変革していく過程では軋轢が生まれることもあります。軋轢を乗り越えながら進む過程では、「雑巾になる」ということを意識していたと牧さんは言います。 「雑巾になる」とは、牧さんが高校生の時に出会った言葉、菩薩とは雑巾なり。まわりが幸せになるために、自分がボロボロになっても周りを磨く。そうすることで、自分自身も磨かれていくことを意味しています。本当に大変な時期にいつも思い返し、苦しい状況に置かれても、その苦しみは意味があることなんじゃないかなと思ったそうです。
牧大介さんの「ローカルベンチャーが地域を変える」雑巾になる
ぜひ、お出かけください。
お江戸百年塾2015#7
牧 大介さん「ローカルベンチャーが地域を変える」雑巾になる
開 催 8月10日(月)
時 間 18:00開場/18:30開演/20:40終演/21:00閉場
行 程
18:00 開 場
18:30 牧 大介氏 講演
20:40 終演
21:00 閉 場
会 場 増上寺光摂殿大広間
住 所 東京都港区芝公園4-7-35
参加費 8,000円
詳 細 Facebookイベントページ
≪牧 大介氏ご紹介≫「ローカルベンチャーが地域を変える」
1974年生まれ。京都府宇治市出身。京都大学大学院農学研究科卒業後、民間のシンクタンクを経て2005年に株式会社アミタ持続可能経済研究所の設立に参画。森林・林業、山村に関わる新規事業の企画・プロデュースなどを各地で手掛けてきた。06年から地域再生マネージャーとして西粟倉村に赴任。09年より株式会社西粟倉・森の学校を設立と同時に代表取締役就任。